電書制作における
電子書籍と使用文字
- 歴史的な文字コードの遷移 (SJIS->CP932->Unicode)
- リーダで利用できる文字の範囲(実装フォント依存)
- 印刷データから変換した場合 - Adobe-Japan1が事実上の標準
- 底本準拠主義とセマンティック
制作時点での具体的問題点
- 使える文字は? (JIS X 0213のうちBMPにあるもの+α)
- Adobe-Japan1の範囲でどこまで使えるか。
- SJIS(JIS X 0208)の範囲で作られた電子書籍
- どこまで画像外字にするか? (異体字の包摂問題)
- 記号類の正立問題(UTR#50と実装の乖離)
EPUBファイルに使用されている文字の実際
緊デジで公開されている、文字コード集計。4000あまりのリフロー書籍のデータを集計したもの。
->現状の制作フローの結果どうなっているのか
サロゲートペア文字は少ないが、JIS外、Adobe-Japan1の文字は結構使われている。
画像外字の問題点
- 検索出来ない、読み上げできない等の、非セマンティック性
- 版面に違和感、反転表示できない。
- 制作、表示ともコストが余計にかかる
- ->極力なくそうよ
画像外字の実際(1)
画像外字にするべきでないもの
- =JIS:2000字形
- =JIS:2004字形
画像外字の実際(2)
画像外字にしなくてよいもの
- JIS記号類・欧文文字
- Adobe-Japan1固有文字
画像外字の実際(3)
現状外字にせざるを得ないもの
- 数学・化学
- IVS異体字 (人名等に限定利用?)
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